紫外線による日焼けと戦うp53という物質

日焼けして紫外線で細胞が傷ついたとき、細胞内では巧みな修復の機能が働いて
DNAを修復します。

それが393個のアミノ酸からなるたんぱく質「p53」です。

p53の働きには次のようなものがあります。


◆DNAが複製する機能を調節する。

◆傷ついたDNAを修復する。

◆細胞分裂の周期を停止させる。

◆細胞を増殖の状態から文化の方向に導く。

◆アポトーシス(細胞のプログラム死)に導く。

これらの働きは、p53が
それぞれの機能をつかさどる物質の遺伝子を動かすことによって起こります。

普段はお休みしていますが、細胞に危機が訪れると、
細胞内で活発に動き出すのです。
紫外線対策:遺伝子の損傷
p53の二つの働き

<損傷DNAの修復>

DNAが傷つくとそのシグナルを受けてp53が
細胞内で活発に働き始めます。

p21というたんぱく質を使って、
細胞が分裂するのを止めて修復するための
時間稼ぎをするのです。

<損傷したDNA細胞の除去>

p53のもうひとつの働きは、
アポトーシスを誘導し、細胞を死に追い込むことです。

アポトーシスというのは、
生体が維持する必要のなくなった自分の細胞を排除することです。

紫外線でDNAが傷つき、その傷を正しく修復できないときに
アポトーシスを誘導すると考えられます。